コーナンTips その他 消火器の正しい処分方法とは?安全に処分するポイントと費用相場を詳しく解説 消火器の正しい処分方法とは?安全に処分するポイントと費用相場を詳しく解説 その他 クリップボードにコピーしました 消火器の正しい処分方法とは?安全に処分するポイントと費用相場を詳しく解説 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 家庭や職場で万一の火災に備えて設置されている消火器ですが、使用期限が切れたり、腐食したりした古い消火器をどう処分すればよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。消火器は一般ゴミとして出すことができないため、適切な処分方法を知ることが重要です。本記事では、消火器の正しい処分方法と費用相場、注意点について詳しく解説します。 目次 消火器の耐用年数と点検方法消火器は一般ゴミとして処分できない消火器を処分する3つの方法特定窓口に依頼する方法指定引取場所に持ち込む方法ゆうパックを利用した回収方法無料で消火器を処分する方法消火器を買い替える際の無料引き取りサービス不用品回収業者に依頼する消火器のリサイクルシールについて処分できる消火器と対象外のもの処分できる消火器処分できない消火器消火器を処分する際の注意点安全栓の確認本体の状態確認まとめ 消火器の耐用年数と点検方法 消火器は永久に使えるものではなく、定期的な点検と交換が必要です。 【業務用消火器の耐用年数】 消防法により、業務用消火器の耐用年数は10年と定められており、10年を経過すると、法的に消火器として認められなくなります。 【住宅用消火器の耐用年数】 住宅用(家庭用)消火器の設計標準使用期限は5年です。法的な義務はありませんが、安全のために5年を目安に交換しましょう。 【自主点検のポイント】 消火器は半年に1回程度、以下のポイントを確認しましょう。 製造年から耐用年数を超えていないか 本体に変形や腐食、サビがないか 安全栓の封が破れたりはがれたりしていないか レバーが変形、損傷していないか キャップがしっかりとしまっているか ホースやノズルにひび割れ・詰まりがないか 【期限切れ消火器の危険性】 期限切れの消火器は、腐食などにより破裂する危険性があり、いざというときに十分な消火性能を発揮できない可能性もあります。 ▶消火器の関連商品を見てみる 消火器は一般ゴミとして処分できない 消火器は中に粉末消火薬剤や加圧用のガスが入っており、一般ゴミとして処分することができません。廃棄物処理法に基づき、リサイクル対象品として指定されているため、専用の回収ルートで処分する必要があります。 不適切な処分をすると、環境汚染のリスクがあるだけでなく、古い消火器が腐食して破裂し、重大な事故につながるかもしれません。 このような事故を防ぐために、2010年から「消火器リサイクルシステム」が導入されました。これは一般社団法人日本消火器工業会が運営する制度で、全国の特定窓口や指定引取場所で古い消火器を回収し、再資源化しています。 消火器の粉末消火薬剤や本体容器などは90%以上が再資源化されるため、環境にも配慮した処分方法といえます。不要になった消火器は必ず正規のルートで処分することが大切です。 消火器を処分する3つの方法 消火器の処分方法は主に3つあります。それぞれの方法について詳しくみていきましょう。 特定窓口に依頼する方法 特定窓口とは、主に消火器の販売代理店や防災・防犯事業者が担っている窓口で、全国に約5,000箇所あります。窓口に消火器の処分を依頼すると、リサイクル施設まで運んでくれる便利なサービスです。 【処分の手順】 最寄りの特定窓口を探す(消火器リサイクル推進センターのウェブサイトで検索可能) リサイクルシールが貼られていない場合は、リサイクルシールを購入して貼付 特定窓口に処分を依頼 【費用相場】 特定窓口への依頼費用は、リサイクルシール代に加えて、収集運搬費や保管費などがかかります。距離や地域によって料金が異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。 【メリット】 自分で運ぶ手間がない 確実に処分できる 【デメリット】 費用が比較的高い 窓口の営業時間内に対応する必要がある 指定引取場所に持ち込む方法 指定引取場所は、消火器メーカーの営業所や廃棄物処理業者が担当しており、全国に約200箇所あります。自分で消火器を持ち込むため、運搬の手間はかかりますが、特定窓口よりも費用を抑えられる方法です。 【持ち込み時の手順】 最寄りの指定引取場所を探す(消火器リサイクル推進センターのウェブサイトで検索可能) リサイクルシールが貼られていない場合は、リサイクルシールを購入して貼付 指定引取場所に持ち込む 【費用相場】 指定引取場所に持ち込む場合、基本的にはリサイクルシール代のみで済みます。ただし、場所によっては別途料金がかかる場合もあるため、事前確認が必要です。 【メリット】 費用が安い 自分の都合で持ち込める 【デメリット】 自分で運ぶ手間がかかる 指定引取場所が近くにない場合もある ゆうパックを利用した回収方法 株式会社初田製作所のエコサイクルセンターが実施している回収サービスで、ゆうパックを利用して自宅から消火器を送ることができます。全国どこからでも利用でき、手続きも簡単なため、近くに特定窓口や指定引取場所がない方におすすめです。 【申し込み方法と手順】 専用コールセンターに電話して申し込む 専用の回収キットが送られてくる 消火器を梱包して郵便局から発送する 【費用】 全国一律の料金でリサイクル費用が含まれています。 【メリット】 全国どこからでも利用できる 手続きが簡単 【デメリット】 費用が比較的高い 法人は利用できない 簡易郵便局やゆうパック取次所では取り扱いがない 無料で消火器を処分する方法 費用をかけずに消火器を処分する方法もあります。 消火器を買い替える際の無料引き取りサービス 新しい消火器を購入する際、古い消火器を無料で引き取ってくれるサービスを利用する方法です。主にホームセンターで実施されています。 ただし、中身が漏れていたりなど、消火器の状態によっては引き取ってもらえない場合があるため、事前に確認しましょう。 関連サイト コーナン店舗無料引取りサービス 不用品回収業者に依頼する 引越しや遺品整理などで消火器を含めた不用品が大量にある場合は、不用品回収業者に依頼するという選択肢もあります。 【不用品回収業者の選び方】 公式サイトで料金や実績、口コミ評価を確認する 2〜3社比較して選ぶ 無料と宣伝している業者や、契約を急かす業者には注意する 【メリット】 他の不用品と一緒に処分できる 自宅まで回収に来てくれる 【デメリット】 費用が割高になる場合がある 信頼できる業者を選ぶ必要がある 消火器のリサイクルシールについて 消火器をリサイクルするためには、リサイクルシールが必要です。このリサイクルシールには、リサイクルにかかる費用(二次物流費や処理費用)が含まれています。 【リサイクルシールの種類】 既販品用リサイクルシール:2009年以前に製造された消火器に貼り付けるシール 新品用リサイクルシール:2010年以降に製造された消火器に貼付されているシール 2010年以降に製造された消火器には、すでにリサイクルシールが貼られているため、追加で購入する必要はありません。2009年以前の消火器は、リサイクルシールを購入して貼り付ける必要があります。 【リサイクルシールの有効期限】 リサイクルシールには有効期限があります。2024年以降に発行された既販品用リサイクルシールの有効期限は3年です(シール発行年+4年目の3月末まで)。購入後はなるべく早く消火器を処分することをおすすめします。 【購入方法】 特定窓口や指定引取場所で購入 消火器リサイクル推進センターのウェブサイトから購入 Tips シールの有効期限が過ぎてしまった場合でも、特定窓口、指定取引場所、消火器リサイクル推進センターにて新しいシールを購入すれば、リサイクルできます。 処分できる消火器と対象外のもの 消火器リサイクルシステムで処分できる消火器と対象外のものがあります。 処分できる消火器 以下のような国内メーカーが製造した消火器がリサイクルの対象となります。 ヤマトプロテック ・初田製作所 ・モリタ宮田工業 ・日本ドライケミカル ・丸山製作所 処分できない消火器 エアゾール(スプレー)式消火具や外国メーカー製消火器は、消火器リサイクルシステムの対象外です。 【エアゾール式消火具の処分方法】 エアゾール式消火具は消火器ではなく、スプレー缶として各自治体のルールに従って処分します。中身の薬剤の出し方は、製造元または販売元に問い合わせましょう。 ▶エアゾール式消火具の商品を見てみる 【外国メーカー製消火器の処分方法】 外国メーカー製消火器は、製造元や販売元に処分方法を問い合わせてください。 消火器を処分する際の注意点 消火器を安全に処分するためには、いくつかの注意点があります。 安全栓の確認 消火器を処分する際は、安全栓の有無を確認しましょう。安全栓とは、消火器が不意に作動するのを防ぐための重要な部品です。 【安全栓がある場合】 ストッパーが固定されるように安全栓を正しくセットしましょう。安全栓が正しくセットされていないと、薬剤が漏れる可能性があります。 【安全栓がない場合】 ストッパーをガムテープなどでしっかり固定してください。 本体の状態確認 消火器本体の状態も確認しておきましょう。 【腐食や破損がある場合】 腐食や凹凸がある消火器は使用せず、直ちにリサイクルに出してください。破裂や薬剤漏れの危険性があります。 【漏れが発生している場合】 すでに薬剤が漏れている場合は、袋や段ボールに入れて処分しましょう。 関連記事 火災対策で大切な5つのポイント|グッズを備えてリスクを減らす まとめ 消火器の処分方法には、特定窓口への依頼、指定引取場所への持ち込み、ゆうパックの利用という3つの基本的な方法があります。古い消火器は適切な処分方法で安全に処理し、万一に備えて新しい消火器の設置も検討しましょう。 消火器の関連商品を見てみる
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